リヒテル／シューベルト：ピアノ・ソナタ第21番【廃盤】 2025年度カレンダ

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シューベルトピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960 スヴィアトフラフ・リヒテル (ピアノ) 録音:1972年シューベルト最後のピアノ・ソナタが、余裕ある音楽の流れの中で充分に歌いあげられている。豊かな情感と美しさにあふれる一方、音楽の盛り上がりにも素晴らしいものがある。この作品のもつスケールの大きさを、深い感動を伴って聴く者に伝えてくれる。シューベルトの深淵な世界を映し出した最晩年、最後のピアノ・ソナタ。リヒテル 57歳の演奏、最も充実していた時期の演奏です。2017年刊行の名曲名盤500ではダントツの第1位に選定されています。リヒテルの演奏の中でも五指に入る名演だと思います。かつてグレン・グールドは「シューベルトのピアノ・ソナタを自分は余り高く評価しない」と言いながら「リヒテルが演奏するシューベルトのピアノ・ソナタは別だ」と言った事がある。この逸話ほど、リヒテルのシューベルトの非凡さを語る物は無いのではないだろうか。リヒテルのこの演奏を聴かずに、シューベルトのピアノ・ソナタを語るべきではない。第21番は、シューベルトの死の年である1828年に作曲された最後のソナタ。リヒテルの演奏は全4楽章のうち前半２楽章が断然素晴らしい。たっぷりとした遅いテンポで奏でられてゆく第１楽章冒頭のメロディー。思わせぶりであるとともに、思いの限りをこめて綴られていく音楽が、しみじみと胸に迫る。第2楽章は、全曲の白眉。宝石のように美しい粒立ちのピアノの音に乗って、味わい深い音楽が流れ流れてゆく。なんて美しく、素晴らしいんだろうと魅了されます。リヒテルの名演として忘れられないバッハの平均律と同時期に演奏されたもの。この時期のリヒテルの演奏は超名演が集中しています。アファナシェフほどではないがテンポが遅い。リヒテルの表現は特にスケールが大きく劇的。後年のライヴ盤ではさらにこの傾向が深まっていく。そうした意味ではまだこの演奏は広く受け入れられやすいものだ。大仰なだけではなく、実は繊細なニュアンスに富んでいる。シューベルトの晩年の作品に漂う死神の影と欝に陥りそうな深いメランコリーに沈潜できる。国内盤【廃盤】帯無し、盤面傷無し 19 ＊まとめ買い値引き致します(要事前コメント) 2枚購入→150円引き、3枚購入→300円引き 4枚購入→450円引き

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